雪庇：山のことのは

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雪庇　[さ行] [編集]

雪庇（せっぴ）とは、山の稜線の風下側に、庇（ひさし）のように張り出した雪の吹きだまりです。季節風に雪が運ばれて、どんどん成長します。大きいものは数メートルにも及び、自重でひさしの先が巻き込んだ形になります。雪庇が崩れると雪崩の引き金になることもよくあります。ひさしの反対側（風上側）もひさしの重みで大きなクラックができることがあり、落下には要注意です。ひさしそのものも人の重みで崩れてしまうこともあるので雪庇の張り出した稜線上のルートファインディングは慎重に行いましょう。