アーベントロート

アーベントロートとは、夕焼けのことで、夕陽を受けて山肌や雲が赤くそまることを言います。ドイツ語が語源で、Abendrot 「Abend」は夕方の意、「rot」は赤の意です。
朝焼けは「モルゲンロート」といいます。

同じ赤でもモルゲンロートとアーベントロートでは色が違います。モルゲンロートはどちらかというとピンクを帯びた明るい感じが多いようです。アーベントロートはより深い色で、真紅のバラのような印象があります。あくまでも個人的な印象ですが・・・どちらもめまぐるしく色が変わり、時間を忘れて見入ってしまいます。山の日暮れは早いものです。山小屋であるいはテント場で夕陽が山の端に沈みゆく時間はなんともいえません。空や雲の色がドラマチックに変化していきます。しだいに影が伸びてやがて闇に包まれます。

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