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山岳保険 [さ行]

山岳保険とは、遭難時の捜索や救助などの費用に備え、けがや死亡の場合は保険金を支払う保険制度のこと。

一般的には山岳保険と呼ばれているが、旅行障害保険、スポーツ障害保険のことが多く、登山のための危険割り増しを付加して契約する普通障害保険である。アイゼン・ピッケルを使用する山岳登攀や山岳スキーを対象とするもの、ハイキングを対象とするもの、自分の山行形態に応じて選択する必要がある。海外での山行は対象としない場合もあるので保険適用の条件については注意が必要である。

一般的に死亡保険金や傷害保険金は低めに設定されていることが多い。重要な項目として、遭難捜索費用と救援者費用がある。捜索に民間ヘリが出動すると30分50万、1回で200万の費用がかかる。民間に捜索を依頼すると日当、装備費などの費用も人の数と日数によって多額になる。特約の金額に応じて掛け金も増えるがこの額は非情に重要である。もちろん適用条件については注意が必要である。

最近では、これらの山岳保険を扱う会社も多くなり、年間契約だけのものだけでなく1回限りのものまで商品が充実している。契約に関しては詳細な内容を確認した上で加入したい。保険料の安い高いよりも、自分の山行スタイルに合って、実績のある会社の商品を選ぶことをおすすめしたい。
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山岳警備隊 [さ行]

山岳警備隊とは、 山岳地域における遭難者の救助や登山者の遭難防止等の活動を行う警察組織のこと。日本全国に組織されており、各都道府県警察本部生活安全部内に置かれることが多い。

登山者を救助するイメージが強いが、登山届の受付、登山道のパトロール、登山情報の提供、高山植物不法採取の取り締まりなど、内容は多岐にわたる。

富山県警察・長野県警察・岐阜県警察の北アルプスの山岳救助隊は特に有名で、救助に関する書籍もある。

<富山県警山岳警備隊に関する書籍>
山岳警備隊、出動せよ!
ピッケルを持ったお巡りさん―登頂なきアルピニストたちの二十年
翼を持ったお巡りさん―ヘリ救助にかける富山県警察航空隊の現場から

<長野県警山岳警備隊に関する書籍>
ザイルをかついだお巡りさん―アルプスに賭ける警察官 喜びと悲しみのドラマ

<岐阜県警山岳警備隊に関する書籍>
山靴を履いたお巡りさん―北アルプス飛騨側を護る山男たちの手記


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山岳救助隊 [さ行]

山岳救助隊とは、山岳事故などの遭難者の救助にあたる消防レスキュー隊のこと。
山岳警備隊が警察組織であるのに対し、こちらは消防が管轄である。

東京消防庁山岳救助隊は有名であるが、地方の山岳救助隊はその編成はさまざまである。遭難した場合の捜索に関しては、より多くの人出が必要になることが多く、地元の山岳救助隊に救助を要請することも多い。山岳の特性を熟知し高度な訓練をしている隊もあれば、臨時的な人員召集の場合もある。
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